F1000067.JPG夏休み直前、我が家の掃除機が壊れました。すでに10年以上使ったものなので、思い切って新しい掃除機を購入!新掃除機は夫の強〜いススメで「ダイソンDC22」です。
このダイソンDC22、高い!大きい!ウルサイ!という欠点を補って余りある吸引力。
「今まで掃除していなくてごめんなさい」と言うくらい、たくさんゴミがとれます。
犬がいて床の半分以上がじゅうたんの我が家には、必要な掃除機でした。
でも、びっくりしたのは、その吸引力だけではありませんでした。
それがマニュアルなのです。


高い!大きい!ウルサイ!ダイソンのマニュアルは、これまた驚きの軽い!薄い!字が少ない!
何しろ、A4で8ページ(表紙、裏表紙を入れて)しかありません。最初はカタログが入っているのかと思って、一生懸命マニュアルを探したくらいです。
内容は見開きに大きく掃除機のイラストと使用方法があるだけで、あとは使用上の注意だけというシンプルなものです。
あまりの薄さに以前の掃除機(日本製)のマニュアルを出してみましたが、裏表紙にもびっちり字が入って全16ページ。中身はイラストも字も満載なので、ダイソンの2倍以上のボリュームに感じられます。
比べてみると、日本製品のマニュアルは非常にていねいでイラストも多く、わかりやすく作られています。ダイソンのマニュアルは本当に必要最低限。たとえば、ダイソンのマニュアルには、「使用する時電源コードを引き出してコンセントに差し込む」なんてことは、書いてはありません。ゴミの捨て方も後ろの方にわずか数行。説明には「図を参考にして」とありますが、図の方を見てもどんな風にゴミ容器を本体からはずすのかはよくわかりません。
とはいえ、ダイソンの掃除機を購入してから特に不自由はありません。ゴミ容器のはずし方も、実物を見れば直感的にわかるようにできていました。
マニュアルが薄くても大丈夫なのは、掃除機という単純な商品だからと考えそうですが、実は以前デルのコンピューターを買ったときにも同じように感じたことを思い出しました。デスクトップタイプのパソコンを設置するにあたっての「設置マニュアル」は、やはり数枚のプリントのみ。そのときは「通販でパソコンを買おうという人相手だから、この程度のマニュアルでも大丈夫という判断なんだろうな」と思ったのですが、夫のiPod Touchにもマニュアルらしいマニュアルはなかったそうですから、海外製品のマニュアルは、こんなものなのかもしれません(くわしくご存知の方がいたら教えてください)。
日本製品の厚すぎるマニュアルは、「もしかしたら無駄なの?」と、思い始めています。
携帯電話のマニュアルも、デジタルカメラのマニュアルも、エアコンのマニュアルすら、ちゃんと読んだ部分は全体の1%くらいでしょうか。そのうえ、本当に知りたいことを調べようとすると、一体どこに書いてあるかわからないという始末です(調べ方が悪いと夫には言われますが)。
でも、見もしないくせに薄いマニュアルはなんとなく不安。この不安感こそ、日本製品のマニュアルを厚く厚くしている原因なのかもしれません。