先日、私の父が使っているワープロ専用機が故障しました。
いつもなら、電源を入れると、メニュー画面がすぐ出てくるのに、しばらくたっても、画面に何も映らないと言います。
父は、早速、メーカーに問い合わせ、電話でやりとりしながら、復旧に挑みましたが、だめだったようです。
購入してからだいぶ経ちますので、部品の保管期間も過ぎており、メーカーでは、修理できないとの事でした。
父は、途方にくれてしまいました。


現在、ワープロ専用機は製造していないので、新しいものと交換と言う訳にもいきません。
かといって、これを機会にパソコンを使ってみるというのも、あまり気乗りがしないようでした。
修理代が多少かかっても、今のワープロを使いたいということでしたので、何とかできないかと思い、インターネットで調べてみたところ、県外で、ワープロ専用機の修理をしている業者さんをみつけました。
父に伝えたところ、連絡してみるとのこと。
          
宅配便で送り、約一ヶ月後、ワープロ専用機は、無事、修理されて戻ってきました。
今回、業者さんのホームページを見て思ったのは、ワープロ専用機を、修理してでも使い続けたいという人が、意外と多いという事でした。     
父が使っているワープロ専用機のメーカーは、パソコンへ移行しても、今までと同じように文章を作成できるようにと、パソコン用ワープロソフトを販売しているようですが。
文章を作成するだけの目的で使いたい場合は、ワープロ専用機で、十分、機能が果たせると思いますし、プリンターも内蔵されているので、すぐ、その場で印刷できるというのも効率的であると思います。
ワープロからパソコンへと進化し、色々な機能が添付され、便利にはなりましたが、世代によっては、それを苦手とし、必要だと思わないという人もいると思います。
企業にとって、コスト面や売上というのは、重大な要素なので、需要が減ってきているのに、生産してもと思われるかもしれませんが、消費者にとっては、使う目的によって、商品の選択の幅がある方がうれしいのだがと、今回の件で思いました。