特集:子供とフィルタリング

2008年9月14日
文/田邊扶仁子

インターネットは、便利で楽しいツールですよね。わからないことがあれば検索を使ってすぐに調べられるし、知らない人と交流できる楽しみもある。そんな便利なツールですが、最近、携帯による犯罪が増え、未成年者が巻き込まれるケースが増えてきました。政府は、携帯各社にフィルタリング規制を導入することを要請。各社とも18歳未満の利用者については、加入時に原則として有害サイトへのアクセスを制限することを決めました。

中学生になって長男が携帯を持つようになり、小学生の次男も学校の宿題でPCを使う機会が多くなりました。親の目の届く範囲で使ってくれればいいのですが、そういう訳にもいきません。家庭でも簡単に出来るフィルタリング規制方法がないか調べてみました。

引用元:CENT Japan 9月9日付記事
子供に安全なネット検索 NTTレゾナント 有害情報遮断の無償ソフト

これは、NTTレゾナントが11日から始めた、子供に安全なウェブページだけを表示するためのソフトウエアを無償で貸し出すサービスです。「キッズgoo」から簡単にダウンロードできるそうですよ。子どもが使うPCにダウンロードしておくと安心ですね。

また、子どもに何でもダメと規制する前に、実際に犯罪に巻き込まれたらどうなるのか、そういった事実を認識することも必要ですよね。ニフティ株式会社では、違法有害サイトを疑似体験しながら、情報モラル知識を身につけることができる「インターネット体験ドリル」がオープンしました。

引用元:e-ランニング 9月4日付記事
違法有害サイトを疑似体験できる「インターネット体験ドリル」をニフティが提供開始

親しみやすいアニメと大きくて見やすい文字で構成されており、子どもや保護者がインターネット利用時の情報モラル知識を体験できるようになっています。

こういった無料ソフトなら、家庭でもフィルタリング規制ができそうですね。

2008年9月 5日

夏休みに子どもたちと映画を見ようという話になりました。長男(中1)の希望は「ダークナイト」。そこで事前にインターネットで座席予約をしようとしたら、「ダークナイト」には日本語吹替え版がないではありませんか。

「バットマンなのに?なぜ?」と思って調べてみると、「ダークナイト」は暴力シーンの激しさから、イギリスでは12A(12歳未満は保護者同伴)、アメリカではPG−13(13歳未満には不適切)となっていました。暴力に甘い日本では、年齢制限はついていませんが、「お子様向けではない」という配給会社側の自主的判断なのでしょうか、日本語吹替え版は制作されなかったようです。

インターネットの世界では、映倫のような規制はほとんどありません(一部アダルトサイト等にはありますが)。そうであれば、親がフィルタリングソフトを利用して規制をかけるのは、ごく当たり前のことだと思います。

でも、一方で中学1年の長男が「ダークナイト」を見たいと言った気持ちもよくわかります。
次男がいなければ、もしかしたら私は「ダークナイト」を見に行ったかもしれません。
そういうものを見ても大丈夫な年齢になってきたと思うからです。

2008年8月27日
文/常山あかね

出会い系や詐欺など、子供が有害サイトにアクセスして事件に巻き込まれるニュースをよく耳にします。そのようなサイトから身を守るために、「フィルタリング」を利用しようという機運が高まっています。

携帯電話は、未成年が契約する場合、原則フィルタリング加入が義務付けられるようになりましたが、PCは、まだ義務付けられていませんので、特に消費者自身で何らかの対策が必要になってきます。

ちなみに、我が家の場合は、以下のような状況です。

【携帯電話】
小学生・・・ジュニア携帯。ホワイトリスト(キャリアのオフィシャルメニューにあるサイトのみ閲覧可能)のフィルタリングに加入しています。

中学生・・・通常の携帯。ブラックリスト(キャリアで指定された有害サイトのみブロック)のフィルタリングに加入。
 (店頭ですすめられたわけではなく、事前に調査して店頭で申し込み。店員さんは、このサービスを知らないようでした。(−−;)

ブラックリストの場合、アダルトや暴力サイト等以外の日常に必要なサイトはほぼ見れるため、中学生にも満足度は高いようです。ブラックリストのサービスが提供されるまでは、キャリア公式サイト以外のページが見れず、市営バスのサイトにあるバス時刻も検索できず困っていました。

【PC】
子供専用のPCを利用(設置場所は、人目のあるリビング)
有料のフィルタリングソフトを利用(i-フィルター)
インターネット制限時間を設定。(平日1時間、休日2時間)
使用禁止時間を設定。(9時以降禁止)
小学生と中学生では、フィルタリングの強度を変えています。
 
これに関しては、学習ソフト等を子供自身でインストールできないという以外は、不満はないようです。

この他にも、ルータで有害サイトをブロックするタイプなど色々な商品が発売されており、
財団法人インターネット協会のサイトでもお試し版がダウンロードできますので、ぜひ見てみてください。

財団法人インターネット協会「フィルタリング、知っていますか?」

  
子供が小さい頃(小学校低学年ぐらいまで)は、必ず親が見える場所でPCをやらせていて、何を閲覧したか履歴を確認する程度でしたが、今ではパソコン知識が親をしのいでしまっているので(^^;、必ずフィルタリング機能を利用しています。もちろん、最終的には正しいネット知識や社会常識を持つことが重要であり、フィルタリングとて万全というわけではありません。しかし、まだ判断力の乏しい子供にとって、最低限、フィルタリングは必要なことだと思います。

みなさんのご家庭ではどうしてるのか、ぜひお聞かせください!

2008年5月28日
文/林なお

「子どもを有害情報から守るため、小中学生が携帯電話を持たないように保護者や学校関係者に政府教育再生懇談会が協力を求めた」というニュースが先日報道されました(2008年5月27日 読売新聞)。

携帯電話やインターネットを介したいじめや犯罪は子どもの世界にも急速に広がっていて、このままではいけないと誰もが思っていたのではないでしょうか。便利だからとむやみに子どもに携帯電話やインターネットを与えるのには反対… これは、私も全く異論はありません。でも、だからと言ってその対策が「持たないように」というのは、なんだか極端すぎて「それって対策なの?」と突っ込んでしまいました。
いっそのこと「お酒とタバコは20歳から、携帯電話は16歳から」とか言ってくれたほうが、まだ議論の余地があるというものです。

2008年5月11日
文/田邊扶仁子

引用元:京都新聞 3月30日付朝刊

子ども達の携帯やパソコンを使ったいじめは年々増えています。「学校裏サイト」と呼ばれる掲示板サイトの書き込みによるいじめや「プロフィールサイト」、通称「プロフ」を使った売春など、そのやり方は手が込んでいて、学校側としても実態がつかめにくいのが現状です。

私自身、長男が4月から中学校に入学するので、「携帯が欲しい」と言われました。与えるのは簡単ですが、問題は使い方。彼のことを信用していないワケではありませんが、携帯を持つということは、頻繁にWEBサイトを見る機会が増えるということです。今までもパソコンを使って、WEBサイトを見ていましたが、携帯になると話は別。パソコンと違って、携帯ではちょっとした空き時間にネットを見ることが可能です。子どもにとっては、面白いおもちゃかも知れませんが、親から見れば(使い方を間違えれば)犯罪につながってしまう、危ないツールにも思えるのです。

「学校裏サイト」は、なかなか実態がつかめていないのが現状ですが、現役中学生を持つ親としては、もっと多くの情報が欲しいところ。今日も、長男の友人たちが家に遊びに来たのですが、新しく始まる中学校生活の中でも「いじめ」のことが、一番話題にのぼっていました。親だけではなく、子ども達の間でも、いじめには敏感になっているようです。子ども達も「いじめ」は嫌だと思っているのです。

今回の取り組みで、いじめの現状や実態がさらに明らかになり、ネットだけではなく、広い意味でのいじめが無くなることを願います。

2007年7月 6日
文/常山あかね

20070707.jpg

最近、テレビや新聞で、毎日のようにメールや掲示板での子供同士のいじめやトラブルが問題になっています。
先日、「よのなか科」の「中学生と携帯電話」に関する授業をご紹介しましたが、先週末、子供の学校の授業参観が行われましたので、またまた「よのなか科」に参加してきました!今日は、そのレポート第2弾をお送りしたいと思います。

テーマは前回同様「携帯メール・掲示板のルールを考える」でしたが、本日は、ゲストに、18歳未満の子供専用SNS「トイスタ」を運営する株式会社RAWHIDE.のCEO、横浜悠平氏が登場。従来のリスクばかりを全面に出すネットリテラシー教育とは一味違い、GoogleやWikipedia、You Tubeなど、インターネットの楽しさ・便利さを明るく語る様子に、子供たちは興味深々。

うちの子供も、家に帰るや否や、SNSにアクセスし、友達を招待していました。ふだんおとなしいうちの子も、ネットでは、早速、コミュを自分でたちあげて、活き活きとした様子。「ネットはマナーを守り上手に利用すれば自分の力になる」ということを、子供だけの限られた安心できる環境で、楽しく実感してもらえたらいいなぁと思います。

2007年6月29日
文/常山あかね

「よのなか科」という授業を、ご存知ですか?それは、杉並区立和田中学校の藤原和博校長が提唱している「学校で教えられる知識と実際の世の中との架け橋になる授業」のこと。全国の中学でも、この「よのなか科」を実施を試みる動きが少しづつ広まっているようです。

うちの子どもが通う横浜市の公立中学でも、キャリア教育の一環として「よのなか科」の授業が定期的に実施されています。「地域の様々な大人を招きディベートすることで、豊かな世界観を養うことが目的」とのことで、早速授業に参加してきました!
公立中学校離れが進んでいる昨今ですが、私が実際に体験した中で、ユニークな取り組みを今後もご紹介していければと思います。

この日のテーマは、「中学生と携帯電話」。講師は、千葉大学教育学部准教授藤川大佑氏。実際のプロフィールサイトにその場で携帯から書き込みをしたりと、臨場感のある講義内容。
父兄ばかりではなく、事前に町内会の回覧板などで地域の人たちにも参加を呼びかけていましたが、平日開催だったので、男性の地域の参加者は残念ながら少ない印象。ただし、キャリア教育に関連した企業の方や教育関係者の方が、たくさん参加されていて、「よのなか科」に対する注目度の高さをうかがわせました。

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